こんにちは!
9月になりましたね。日本はもうそろそろ暑さも引いてきたのでしょうか。
私はジャワ島から離れ、カリムンジャワ(Karimunjawa)というジャワ島の北にある小さな島に1週間ほど行っていました。
△グーグルマップを使ってカリムンジャワをブログに表示させると、この島しか表示されない・・・(笑)
この島は観光客向けに開発され過ぎたバリに代わって、ここ数年でヨーロッパ系の人たちを中心に人気の島です。洒落たバーはほとんどないけれど、自然のまま残されているビーチもたくさんあり、どこに行っても混雑とは無縁な自然に満ち溢れた素敵な島です。
外国人の割合としては、圧倒的にヨーロッパ系が多く、私の泊まっているホステルにはヨーロッパ系の人たちが10人はいますが、それ以外の地域の人間は私とインドネシア人の友達しかいませんでした。
現地の人たちは非常にのんびりしており、ヘルメットもせず、思い付きでバイクでどこまでも行きます。
私はこの記事をあるカフェで書き始めたのですが、カフェの店員さんはお客を置いて裏に昼寝に行ってしまったし(しかも私はお支払いまだ)、店長は「ほしいものがあったら勝手に取ってね~」と言い残し友達とダイビングに行ってしまったし。
この島に来る主な交通手段はジェパラ(Jepara)とカリムンジャワを結ぶフェリーか高速ボートで、それぞれ約5時間と約2時間です。そのフェリーも高速ボートも毎日あるわけではなく、曜日ごとに出る船が決まっています。もちろん荒天の時は運休になります。
詳しい行き方や、お祭り以外のカリムンジャワについては下記の記事も併せてご覧ください!
この島に来たのは2回目ですが、今回は私のインドネシア人の友達が卒論にカリムンジャワの観光について書くためリサーチをするとのことで誘われたため、一緒についてきてしまったのでした。
私たちは島に到着してからお祭りのスケジュール表が書かれた招待状をもらったのですが、参加したかった「マングローブ・プランテーション」はスケジュール表には9/1とあったのに、8/31時点で既に終了していました・・・(ヒジュラ暦の新年が8/31~で、行事が被らないようにしなさいというお達しがあったそう。元旦の翌日だからいいような気もするのですが)。
前半の9/1~9/6のお祭りは日本でイメージするようなお祭りではなく、文化体験のような感じで、「木彫り体験」、「バティック体験」、「写真撮影の授業」みたいなプログラムがあります。特別カリムンジャワでしかできない!というものではありませんが、全部興味があります・・・。
ちなみにこのお祭り、実はあまり盛り上がっておらず、昼間は特に何もなかったので、私たちはビーチに行ったり、こうやってブログを書いたりして、1週間本当に朝から夜まで満喫していました。
毎日必ずやっていたことといえば、サンセットを見に行くことです。さすがカリムンジャワ、水平線を遮るものがほとんどないので、毎日一日の終わりの前にきれいな夕日を見ることができて、とっても贅沢な気分でした(泊っているのは一泊75k(約570円)のドミトリールームですが(笑))。
△ある日の日没後の港。水も空もとってもきれい。
文化体験のお祭り編
今回の文化体験のお祭りでは、私はバティック体験に主に参加しました。文化体験の教室は3日間行われており、本当は写真教室のコースに行こうかと思っていたのですが、バティックにはまってしまい、2日間バティックの教室に入り浸ってしまったのでした。(お祭りの初日は半日寝て半日ビーチに行っていました)
バティックをし過ぎて、木彫り体験の教室には少しだけしか参加できませんでしたが、こちらも楽しかったですよ!屋外のテントの下でやっていたのですが、夕方に行ったので涼しく、とっても気持ちよかったです。
最終日の9/5にはお神輿みたいなものを海まで運んだり、広場でダンスパフォーマンスがあったりして、カリムンジャワ全体が大盛り上がりでした!
余談ですが、私は開会式の鐘を鳴らす棒を偉い人に渡す役割をいただき(10分前に言われた)、ニコニコしながら写真を撮ってもらいました。まさかそんなイベントが待っているとは知らなかったので、日焼け止めしか塗らない貧相な状態+メガネで行ったのを後悔しました・・・。
ちなみに、文化体験の費用はすべて無料です!!しかも、バティックや木彫り体験は自分で作ったものを持ち帰れます!
バティック体験に挑戦!
バティック(Batik)とは、インドネシア(やマレーシア)のろうけつ染めのことです。
バティックはインドネシアの各地で作られており、各地でデザインやモチーフが違うそうです。
バティックは手作業のものの場合、スタンプで模様を付けるもの、ペンのような道具で模様を描くものがあります。私は以前スマランでバティック体験をしたのですが、あまり説明を受けずペン式でやり全くうまくいかなかったので、バティックに苦手意識があったのですが、今回は熱心に教えてもらったのでとっても楽しかったので2枚作ってしまいました(笑)
△バティックのスタンプも作りました!プロが作っているものもこの写真のように、ケータリングのお弁当の箱を短冊状に切って模様を作っているそうです!
△染める前(手前)と染めた後(奥)。
今回バティックを教えてくれたのは、ジョグジャで活動されているバティックアーティストの方々。面白くて優しいおじさんとお兄さんで、私のこともよくかわいがってくれました!私がジョグジャにまた戻ったら、もっと大きなバティックでグラデーションを作ろう!と約束してお別れしました。
お祭り最終日!
お祭り最終日には、島のご近所さん同士が家のブロックごとに協力してお神輿を作り、お神輿を担いで街を歩くというイベントがありました。
△お神輿の中身。食べ物です。
お神輿の中身が食べ物なのは、「カリムンジャワは海からたくさん恩恵を受けているので、お祭りのときは海にいつものお返しをしよう」ということだそうです。(私の友達の通訳によるある現地人談)
お神輿を担いで、街の広場、Alun-alun Karimunjawaに向かいます。
△お神輿を守る人たち。服と帽子はジャワ島でもよくみる雰囲気のものを着ている人が多かったです。
たくさんあるお神輿の一つが、Alun-Alunの近くにある小さな港に向かいます。
△たくさんの人が見守る中、偉い人が代表してお神輿の中身を海に投げ入れます。
もちろん海に投げるのは、お神輿の中の食べ物のうちほんの少量です。投げ入れる瞬間の写真は混んでいて撮影できなかったのですが、ちゃらんぽらんしている雰囲気のカリムンジャワの空気が一瞬真剣になったような気がしました。
さあ、そしてAlun-alunではお祭りの踊りが始まります。
△女の子たちによる踊り。こういう風に籠を使うのがカリムンジャワ流なのかも。
そして踊りが終わると、なんと・・・
ちびっこたちがお神輿の中身の料理を狙って、お神輿に一直線です!
いやあ、インドネシア人の子って、あんなに速く走れたんですね…(笑) ちょっと感動。
こんな感じで、お祭りのメインイベント?は終わりました。カリムンジャワにはこんなにローカルの人たちがいたんだ、って思うくらいの人たちが道にはみ出して盛り上がっているのがなんとも印象的でした。
この数時間後から、今度はAlun-Alunに作られた特設ステージで小学生から中学生くらいの子の踊りがあったり、バティックのおじさんによるパフォーマンスがあったり、夜10時くらいまで盛り上がりました。生徒の踊りも侮れない・・・。
カリムンジャワのお祭り編・まとめ
さあ、今回はカリムンジャワのお祭りについて書いてきました。
文化体験から始まって、バティックに熱中しすぎて新しい友達が出来て充実していましたし、最終日の盛り上がりは予想以上の熱気で、本当にこのお祭りの時期にきてよかったなあと思いました。
唯一の心残りは知らぬ間に終わっていた「マングローブ・プランテーション」に参加できなかったことです。実はこれが一番珍しいイベントだと思うので、来年も来られたらイベント情報をチェックして、次こそ参加します!!
もちろん今回はビーチにもたくさん行ったので、そちらについても書きたいのですが、長くなるので別の記事にすることにします。
ビーチについて興味がある方は、次の記事をおたのしみに!!
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