ブルネイの15時間弾丸観光!「黄金の国」は本当に黄金の国?

旅!
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こんにちは!みなさんお元気ですか?

突然ですが、今日は日本への一時帰国のために立ち寄った「ブルネイ・ダルサラーム国」の15時間の滞在について書きたいと思います。

ブルネイって、ASEANの中では日本人からの知名度がたぶん一番低い国だと思うのですが、「世界一豊かな国」などと言われていて、いったいどういう国なんだろう・・・と思いますよね。

そんなブルネイを15時間で楽しめるのかと不安だったのですが、準備不足にもかかわらずかなり充実していたので、ぜひみなさんにも行ってほしいと思います!

そもそもなぜ今回私が突然ブルネイに行こうと思ったかというと、ただ単純にロイヤル・ブルネイ航空のチケットがスラバヤ⇒東京間で一番安かったから・・・(笑)

もちろん前々からすっごく行きたい国で、行くときには1週間くらい行きたいなと思っていたので、まさかこのタイミングで、しかも初めて行くのに15時間だけの滞在になるとは思っていませんでした。チケットも前日に買ったしね。

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ブルネイってどんな国?

ブルネイはカリマンタン島の北西部にある小さな国。人口も42万程度だそうです。

ブルネイの国教はイスラム教であるため、首都には巨大で豪華なモスクがたくさんありました。というか空港のすぐ隣にもきれいなモスクがありました。ファストフードチェーンの看板には普通のアルファベット表記とともにアラビア語も書いてあります。

そして公用語はマレー語。私は途中まで公用語は英語だと思い込んでいて、バスに乗っているとインドネシア語らしき言葉が聞こえてきて、「インドネシア人の観光客も多いのかな~」と思っていたのですが、マレー語だったようです。

インドネシア語とマレー語はかなり似ており、インドネシア人に言わせるとその違いは「イギリス英語とアメリカ英語の違い程度」だそうです。私もインドネシア語はある程度できるので、マレーシアに行っても私のインドネシア語で理解してもらえます。

ブルネイのマレー語の音はかなりこもった感じで、結構わかりにくかったです。

 

ブルネイってどうやって行くの?

日本人がブルネイに入国する場合、14日間以内の観光であればビザは免除されます。このビザ免除も今年2019年3月に始まったそうで、両国にとって記念すべき年!そんな年に行けるなんて、幸運です。自分の国のパスポートが強いって本当に恵まれていますよね。

日本からもブルネイ⇔成田間でロイヤル・ブルネイ航空の直行便が出来てますます行きやすい!

ロイヤル・ブルネイ航空のCAさんたちは衣装も笑顔も素敵でかなりよかったです。

ちなみにブルネイに入国してからは、タクシーが高いと聞いていたので全部バスを使いました。合計4回バスには乗りましたが、特に困ったことはなく快適でした。距離に関係なく、1回乗車するごとに1 BND(ブルネイ・ドル)なので、「間違ってもまた逆方向のバスに乗ればいいかー」と気楽でした。

唯一このバスで残念だったことといえば、バスの運転時間が朝6時~夜6時までということです。私のブルネイ⇒成田の便は夜中12時過ぎだったので、最終バスが夜6時までということは、そのあと約6時間は観光できないということです・・・。ナイトマーケットとかも行きたかったのですが、私は終バスでおとなしく空港に戻りました。

 

ブルネイの空港は・・・

ブルネイの空港は小さいけれど必要なものはある程度あるので、特に不便な思いもしなかったです。

両替所も複数あり、Wi-Fiも1時間だけですが無料で使えますし、バーガーキングやKFCもあってそこでもWi-Fiが使えます。あとかっぱえびせんなどの日本のお菓子が売られている売店もあります(笑) トイレもペーパーがちゃんとあり、割ときれいでした。でも空港内は結構冷房が効いていて寒いくらいでした。

空港から街まで行く方法はタクシーかバスになるようですが、私はバスをオススメします。バス停は空港のアライバルゲートを出て左に行くと、出発ゲート側の出口のすぐ隣にあります(グーグルマップ上では存在しないようなのですが)。

△バス停。この下でしばらく待つとバスがやってきます。

どのバスも最終的には街の中心部のバスターミナルに到着するようなので、ビリヤードのボールみたいに番号が書かれているバスが来たら乗り込みましょう。座ってから払うので大丈夫。

△23番バス。ちゃんと市街まで行ってくれました。

さあ、これで街に着くまで約15分~20分!観光だ!

 

まずはオールド・モスクに!

空港からバスに乗り、最終地点のバスターミナルに着きます。

このターミナルには多くのバスが停まっており、ここを起点にいろんなところへ行けるみたいです。

でもまずはこのターミナルから歩いて5~10分くらいのモスクに行きました。なんたって、私がブルネイに来たかった理由のひとつがモスクだから・・・。モスクの名前は「スルタン・オマール・アリ・サイフディン・モスク(Sultan Omar Ali Saifuddien Mosque)」。長くて覚えにくいけど、オールド・モスクとも呼ばれているそう。

このモスクは前のスルタン(君主)のOmar Ali Saifuddien IIIの名にちなみ名づけられたそう。前スルタンだから別名オールド・モスクなのでしょうね。

中は写真撮影禁止だったので、目に画を焼き付けました。床は緑がベースの花柄のじゅうたんで、壁や天井は白、ドームの中心部は青色のステンドグラスのようなとても美しいモスクでした。でもなぜか内部の目立つところにエスカレーターが設置されていました。写真が撮れないのが残念・・・。

△門の外からのオールド・モスク。空が曇っていて本当に残念でした・・・。

そしてこのモスクの中で、同じく一人旅の女性と公式ライセンスを持っているというガイドさんに出会い、次の目的地、水上集落(Kampong Ayer)に連れて行ってもらいました。初めは20 BNDとのことでしたが、「2人いるから15 BNDでいいでしょ!」と交渉し、15 BNDにしてもらいました。高いか安いかは相場がわからないので何とも言えない・・・。

ガイドさんと水上集落(Kampong Ayer)へ!

ちなみにKampong Ayerはマレー語かどこかの訛り?だと思いますが、インドネシア語と似ていて、インドネシア語だとKampung Airになると思います。Kampungは「田舎、村」、Airは「水」という意味なので、たぶんKampong Ayerはマレー語なのでしょうね。

さてそんな話は置いておいて、私ともう一人の女性とガイドさんは、オールド・モスクから歩いてYayasan Mallを通過し、川の近くに行きます。すると、こんなボロっとした船の人が私たちのガイドさんを呼んでいます。

△水上集落巡りに乗ったボロっとしたボート。川を走っているとたまにガツン!ってなるので壊れないかすごい心配でした。

さっそく乗り込み、ライフジャケットを着て出発!

△水上集落の住宅の様子。

水がコケ色の緑できれいではないですが、それぞれの家も花や鉢植えが玄関に飾ってあったりして、「これがブルネイがお金持ちの国じゃない証拠だ!格差だ!」って言うような生活環境でもないと感じました。実際に住んでいる人たちがどう感じているのかはわかりませんが、この水上集落の家の人たちはのんびりと私たちに手を振ってくれたりと、素敵でした。

そしてさらに川を進んでいくと、水上集落も見えなくなります。私たちはこのカリマンタン島にしか生息しないというテングザルを見たかったのです。前情報が何もない状態で行ったので後で知りましたが、テングザルは絶滅危惧種だそうです。

△テングザルを探す人たちのボート。なんだかディズニーランドのジャングルクルーズみたいだともう一人の女性と笑いました。

なかなかテングザルが見つからなかったのですが、1時間ほど探し、とうとう見つけました!!!

△テングザル

え?どこにいるの?!って、写真の中央あたりに茶色いものが見えますせんか?これがテングザルです(たぶん)。写真でとらえられたのはこの1枚のみ。鼻が本当に長いのか確かめられない。

長い鼻を一目見たかったのでかなりがっかりしてしまい、ガイドさんも頑張ってくれましたが、結局最後まで見つかりませんでした。どうやら前日に雨が降り水位が上がっていて、いつもいる場所にいなかったようでした。

それでもおんぼろボートでジャングルクルーズは楽しかったです。木や草が一つ一つ大きい。

△この根っことかどうなっているんだろう?よく木全体を支えられるなあ…

このあと水上集落を歩くこともできましたが、既に2時過ぎておりお昼ご飯を食べておらず船酔いしそうだったため、今回は諦め、水上集落巡りはこれで終わり!とっても楽しかった!!また今度は水位の低いときに来たいなあ。

ちょっと休憩。

腹時計がやたらと正確に動く私はとてもお腹が減っていました。そして足も痛いし若干眠い。この後何しようか考えられない。

ということで、とりあえずいったんコーヒータイムにインドネシアではおなじみ、Coffee Bean & Tea Leafに入り、インターネットを使い作戦を練ります。

コーヒーだけでいいかと思ったのですが、お腹も減ったので途中で見つけた日本料理レストランに入ってみました。ネギトロ丼らしきものを頼んだのですが、生臭かった…。

ちなみにこのCoffee Bean & Tea Leafと日本食のある通りには、抹茶カフェらしきものもあり、繁盛していました。ほかにも川沿いにお寿司屋さんもあり、日本食はどこ行っても人気なんだなーとなぜかうれしかったです。

 

もう一つの新しいモスクへ!ニュー・モスク

午前中に行ったオールド・モスクのほかにも、バンダルスリブガワンにはもう一つ国立モスクがあります。それが「ジャミ・アス・ハサナル・ボルキア・モスク(Jame’ Asr Hassanil Bolkiah Mosque)」、現君主の名前から名づけられた巨大なモスクです。

グーグルマップだとバスターミナルから歩いて25分くらいと表示されるのですが、歩くのは難しそうな道だと聞いたので、おとなしくバスを使いました。

ターミナルからは0120のバスに乗れば着くと水上集落巡りのガイドさんに教えてもらい、ちゃんとたどり着きました。降りる場所がわかりづらいので、運転手さんに行き先を伝えておいたほうがよさそうです。

△正面から見たモスク。大きくて入口も複数あって、どこが正面かよくわかりません。

 

△噴水がたくさんあって涼し気!噴水とモスクって似合いますね。

 

△別の正面。なぜか中央にエスカレーターがあります。青色の階段が素敵。

 

私が到着したときにはすでに内部を見られる時間は過ぎていました。とっても残念。ご飯でゆっくりしすぎた・・・バカ・・・。木曜日と金曜日は全日中には入れないなど、結構見られる時間は限られるので、ぜひこちらのモスクに来る場合は気を付けてくださいね。私みたいにならないように…。きっと午前中に来るのが正解だと思います。

終バスギリギリで空港に戻る

さて、このモスクからも再度バスに乗っていったんターミナルに戻ってから空港に行きます。直接空港に行くバスはないそうです。

バス停がバス停らしい姿をしているので、観光客にも優しいです。強いて言えば路線図を各バス停に置いてほしいですが(笑) 路線図はターミナルで撮影しておくのがオススメです!

私がモスクを出たのは17:10くらいだったのですが、バスがなかなか来なかったので18時までの営業が短くなった?と焦りましたが、結局20分くらい待って17:30くらいにはバスが来ました。

そしてターミナルに着き、急いで乗り換え、ちゃんと空港にたどり着き、6時間ほどご飯を食べたり、パソコンで時間を潰しました。

 

まとめ

今回はいつもにも増して計画なし&めんどくさがりを発動してしまい、15時間で行けないところがたくさんありましたが、やり残したことがあると「また行こう!」と思えるのでいいかな、とポジティブに捉えています(笑)

あとは残念ながら空がずっと雨の降りそうな曇り空で、そこも残念だったな~。ボロブドゥールのサンライズもそうだったけれど、最近天気に恵まれない私です…。

今度は何泊かしてもっといろいろなご飯とかを試したりしたいし、テングザルももっと間近で見たいし、ニューモスクの中も見たいです!ジャワ島からも近いし、きっとまた行ける!

みなさんもぜひ、ブルネイに行ってみましょう~!

 

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