【私の場合】海外赴任者の仕事の辞め方【一度帰国する?】

就職
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こんにちは、海外駐在員を1年で辞めてしまったミモです!

突然ですが、海外駐在員が現在所属している会社を辞めようと思った場合、どうするのがベストなのでしょうか?

私の時は、ほかに相談できる駐在員や経験者がいなかったので、辞める前はかなり辞めるまでの手順をネットで調べました。しかしやっぱり海外に赴任している期間に辞めるのはかなりレアなようで、情報の数がとても少なかったため、かなり困っていました。

長く社会人をやっている友人のみならず、大学の教授や高校のころの先生にまでメールで聞いてみましたが、みなさん意見は言ってくださるものの、『でも海外赴任中だとどうなんだろうね…』とあいまいでした…。そりゃそうですよね。

ということで、誰かの参考になるかはわかりませんが、海外赴任中に辞めたという少しばかりレア?な私の場合の経験をシェアしたいと思います!

 

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わたしの辞める前の準備

はっきりさせておきたかったのは、私は『インドネシア・あるいは海外で働くことが嫌で辞めるわけではない』ということと、『インドネシアの労働・衛生環境が悪いから辞めるわけではない』ということです。つまり、手短に言うと、別の海外拠点に行っても日本勤務になっても、この会社では続けたくない、ということです。問題は会社そのものだったのですから。

今このページを読んでくださっている人の中には、赴任地に関係することが理由で辞めたいと思っている人もいるでしょう。その場合は辞めるという決断をする前に、会社側に相談してみるのも手だとは思います。

つまり、何が原因で辞めたいと思うようになったのかによって、話の持っていき方が違うと思うのです。

また同じ会社の同じような立ち場で辞めた人がどのように辞めたかというところも、自分に退職の意思があるとは悟られないようにリサーチしました。直近で辞めた人はかなり長い時間引き留めにあったと聞いたので、長引かせてこれ以上自分を心身ともに疲れさせないようにすることが私にとっては重要でした。

あと道徳的に問題だと思われる駐在員や出張者のふるまいは、辞めたいということを伝える前に上司や先輩に連絡していました。これは退職の意思と同時に伝えると、会社側としては退職者が出るということのみがフォーカスされてしまうかもしれないと思ったのです。

 

まず誰に伝えるか?

実際に私が退職の意思を日本の会社の内部の人に伝えたのは、退職の約1か月半より少し前でした。

一番初めに伝える人はかなり悩みました。というのも、インドネシアに駐在している日本人は数人いましたが、いわゆる上司にあたる人はいなかったからです。私の場合の選択肢は、『メールか電話で日本にいる上司に連絡する』か『上司が出張してくるまで待って、直接話す』、『駐在員の中のリーダーに直接話す』でした。

判断がマナー的に正しかったかはわかりませんが、私は結局『インドネシア駐在員の中のトップに直接話す』を選びました。結果的にはこのやり方が一番スムーズにいったと思うので、私の中では正解だったと思っています。

 

どう伝えるか?

さて、その駐在員のリーダー先輩(仮にAさんとします)とのお話です。ちなみにAさんと私はプライベートな話もするし、Aさんは私が会社に対して感じていた疑問を駐在員の中では少しは理解してくれていた方でした。Aさん自身も会社を辞めるタイミングをうかがっていたので、納得してもらうのは簡単でした。(Aさんは同業他社に比べてお給料が良いとのことでなかなか踏ん切りがつかないと言っている間に私が辞めると言い出したのでさらに辞められなくなったと嘆いていましたが、私は何としてでも辞めたかったのです(笑)

そのAさんが昼過ぎに一人になるのを見計らい話しかけます。

わたし
わたし

Aさん、ご相談があるのですが、あとでお時間いただけますか?

Aさん

Aさん:いいよ。どうした改まって、まさか辞めるなんて言わないでよ?

わたし
わたし

そのまさかです。そのことでご相談したいのです。

となり、会議室に移動。

小一時間ほど理由や辞めたあとのこと、どのように上司に知らせるかを相談しました。また、インドネシアで働くことが嫌なのではないということは強く強調しました。

理由はすでに他の記事に書いてあるので割愛しますが、大体この記事に書いたことを、理解してもらえそうなところのみをかいつまんで説明しました。

 

どのように知らせるか』というところですが、ここはAさんから『自分からこの相談を受けたことを日本にいる上司に伝え、決意が固そうだということもいい、引き留めが最小限になるようにはする』と言っていただいたので、お言葉に甘えました。

 

そして上司へ伝わる

Aさんは即上司宛にメールを書き、BCCに私を入れ送ってくれました。上司からは何事だ!?という感じでびっくりした様子のメールが帰ってきたのをAさんが見せてくれました。ただAさんが決意が固いということを念押しして書いてくださったおかげか、上司(1)も『確かにあいつは真剣に考えてから発言するタイプだから、そこまで思ってしまったならもう引き留めるのもムリかも…』とも書いていました。そして詳細はその上司(1)のさらに上の上司(2)が出張に来たときに話すということで決定しました。

そして上司(2)が数日間出張に来た際に2~3時間話をしましたが、あまり納得していないようでした。噂に聞くセリフ『そんなんじゃどこに行ってもすぐ辞めることになるよ!』といわれたので、『しかしここまでの状況はそうそう起こることではないと思うので、次もまたすぐ辞めるとは思いません』のようなことをオブラートに包みお伝えしました。その一言で決着がつき、とりあえず日本で再度他の上司たちに報告し、結果をまた連絡するとのことでした。そんな風にいわれたので、長引くかな~と思っていたのですが、それから1週間くらいしてあっさり最終日の連絡などがきました。

 

最終日前に日本に帰るか問題

上司の面談は堪えたけど、それ以外はなんとかスムーズに行きそうで良かった…と思いましたが、その後辞めるギリギリに思わぬ問題が。それが『最終日前に日本に帰るか問題』でした。

会社としては私が日本に一度戻って面談やらご挨拶やらをさせたかったようですが、私はインドネシアに残り次の道のための手続き等をする予定で、日本には帰らないつもりだったのでかなり迷いました。私としてもお世話になった方にご挨拶したかったのですが、その連絡があったのがギリギリで時間もなかった上、こんなに苦しまされたのにこちらだけに礼儀を要求するの?とか色々思ってしまい、結局日本には戻らずに最終日を迎えました。

この件に関しては、私がもともと人間としてのやり方に納得できない人たちが礼儀知らずだとかなり怒っていたので、辞めるまでに時間があるなら帰ってもよかったと思っていた私は自分のせいなのですが落ち込みました。

お世話になった日本にいる先輩方にご挨拶できなかったのは今でも思い出すと心残りのように感じているので、正直あの時の判断があれでよかったのかまったく自信はありませんが、私をあんな扱いしていた人を納得させる必要もない…、と思うことで忘れようとしています。

 

最終日が過ぎて

最終日が過ぎても、ビザの返還の手続き等で何度か会社の人に会う機会がありました。ビザは就労ビザだったので、日本に帰るつもりがない私は一度マレーシアに行き2泊し、VOAで入国しました。

 

ちなみに最終日

ちなみに最終日は偉い人がいたため、他の人の分の仕事までやっていた私を残して、彼らはみんなでほぼ定時(だと思われる時間)でゴルフに行きましたとさ。もちろん彼らとゴルフに行きたいとは思ったことはなく、いつも断っていたので誘われないのは全然かまわないのですが、

わたし
わたし

なんだ、やっぱり定時で仕事終われるじゃん!

2,3回しか見ることのなかった定時終わりを目撃した日でした。

 

まとめ

さて、私の駐在員の仕事の辞め方、どうでしたか?今悩んでいる駐在員の方に読んで少しでも参考にしてもらえたらとてもうれしいです。

私はこうやって駐在員を辞めたよ!って方がいたら、ぜひお問い合わせページやコメント欄からでも体験談を教えていただきたいです!

 

コメント

  1. うみ より:

    私と同じ心境だったので、コメントさせて下さい。
    私の場合はフィリピンから強制帰国させられ、引き留めにあいました。
    退職を伝えた翌日に帰国しろ(荷造りの準備期間を与えない作戦?)でしたが、コロナのロックダウンでビザの更新が滞っていたお陰で、時間稼ぎができ荷造りをしてから帰国し、引き留めを振り切り辞めました。元々ブラック企業だったので、辞める時にお得意のそんなんではどこでもやっていけないなど言われた上に、社内で悪い噂を流されました。
    フィリピンがイヤだったわけではなく、その会社がイヤだったので辞めました。

    • ミモ ミモ より:

      コメントいただき本当にありがとうございます。お返事が遅くなり申し訳ありません。
      同じ心境とのコメントをいただき、私も当時の気持ちを久しぶりに思い出すことができました(いい意味で)。
      そして、海外に進出しているブラックな日本企業というのは、どこでも似たようなものなのかな?とも感じました。
      「そんなんではどこでもやっていけない」というのは、彼らの願望に過ぎないと私は信じています。
      うみさんはこのコロナ禍でのご退職とのことで、さらに色々苦労されたのではと思います。
      すぐに次のお仕事をされるかわかりませんが、どうぞご無事で、素敵な毎日をお過ごしください。
      またよろしければコメントやお問い合わせからでも、お話を聞かせていただければうれしいです。

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